今年の正月は新幹線でブルも一緒に関西へ帰省。途中立派な富士山を見て「なんと幸先の良いことよ。」とありがたく思っていたのですが。
ひょんな事から「
美人妻(注:=ヨメ)、静岡一人旅」を満喫してきました。(→途中でアクシデントに見舞われると「美人妻謎の失踪!突然の一人旅、目的地は樹海か?!」とかワイドショーで言われる。)
第一の目的は JR静岡駅の目前にある
静岡アートギャラリーでやっていた「ルーシー・リー展」(既に終了)。
年明けに我が家に来ていたチェコちゃんからお抹茶の点て方を教えてもらったヨメは、自分好みの
抹茶碗になりそうな物を探しておったのですが、以前からルーシー・リーの作品は抹茶入れたら素敵だろうなぁーと思っていたのです。
そしたら雑誌 Pen で茶道の特集をしていた号で武者小路千家の方がルーシー・リーの鉢でお抹茶を点てる事があるらしく、写真も載っておったので「
それみたことかっっ!!」と思った次第。←一体何様なんだ、お前は。
そんな訳で
①ここんとこずっと気になっていた作家さんの作品を目にしたい &
②そのサインを確認したい &
③作家仲間のハンズ・コパーとの共同作品なんてあるのか??
と企画した静岡日帰り旅行。ただ新幹線代もバカにならんのであとは静岡の伝統工芸やらちょこちょこ雑貨屋さんの場所を確認して出発したのでした。
吸収できるもんは何でも吸い込んでやろうとゆー浅ましさ。
もともとの予定がすかすか感たっぷりだったため、昼前に出掛けたヨメ。蓋を開けると大変な慌しさに見舞われましたが大変楽しゅうございました。
まずは新幹線でバビューンと静岡駅まで。閉館時間もショップよりはうんと早いのでまずは第一目的のギャラリーから攻め込みます。←仕方ないとは言えこのおかげで大変効率の悪い旅になった。
ルーシー・リーの作品、当然ながら本で見るより実物の方が素敵でした。60数点が集まっていたのですが、どれも本当にうと~り。ただ、今回展示されていた物は想像していたより大きな鉢ばかりだったので
抹茶碗にはでかすぎるがな。ハンズ・コパーの作品も2.3点あったし、何よりリー本人が出ているドキュメンタリービデオが15分くらいのものながら良かったです。リー独特の作り方やらも本人が実際やっているところが出ていたし、陶芸を全くやった事のないヨメでも楽しめました。陶芸をやってる人ならもっと感激するんじゃなかろうか。
新幹線代はちと痛いが良い物を見た♪とご機嫌のヨメはさっそく図録を購入。お会計時にたまたま見かけた 芹沢銈介の図録もゲットしようとした時その時、
ヨメに神サマが囁いたのでした。
芹沢さんの美術館、あるよ。
はれ?
芹沢銈介美術館のパンフがあるよ。。??静岡にあんのか!
もともとが出たとこ勝負なこの日帰り旅行。新幹線代も(以下略)。。よっしゃ。
ヘイ、タクシー!!美術館まで頼んだぜ!
突然の予定変更。ウキウキと芹沢銈介美術館へと出発です。
芹沢銈介は型絵染(かたえぞめ)の人間国宝の方。工芸品への興味がもともと薄く、着物を着るようになって最近やっとこ工芸品の素晴らしさに気づき出したヨメですが、この方の名前だけは子供の頃から馴染みがあります。ブルバアが若かりし学生の頃、染色・織りの勉強してたかんな。ヨメの実家は四国ですが、車で行ける距離の高松にもこの方の復刻カレンダーを扱っている民芸屋さんがあり、よく連れて行かれたのを覚えています。子供ながらにおもしろいお店だったなぁ。
東京に来てからは去年、
芹沢さん作の帯地を拝見しましたが、まさか静岡の人だったとも思わずなんだかラッキーなヨメ。しかも。
最初は感じの悪いタクシーの親父だな。。と思っていたヨメですが、後にこの人はヨメの胃袋の恩人になる、とゆー縁(えにし)な展開が待ちうけておりました。さてその前に。
タクシーが細い路地に入りそろそろか。。と思うとそこに見えたのは
すんません。。なんか弥生時代に住んでたと思われる小屋が見えるんすけど。。
美術館だって言ってんのに
何故っっ?!!!
続く