2017年 05月 09日
彷徨
心の拠り所を探してあてもなく旅に出ている心地の日々です。こんにちワンコ
お骨を拾ってすぐに帰省したのでその日の夜は実家でブルにお線香を炊きました。お線香の香りと鈴(りん)の響きがこんなに心を穏やかせるものになるとは、、小さな驚きでした。
ブルも飼い主も信仰に頓着しませんので、見送る、菩提を弔う方法に特に決め事はないのですが、それ故どうしようかなぁと思う時間も多く。実はそんな些細な事が不安を煽っていたんだと後で気づきます。
帰省の旅先でブルを想わせるちょっとしたものを手にした時、ブルの依代を見つけた気持ちがしました。そう思った途端、気持ちがすーっと軽くなるのを実感。
東京に戻って位牌やお骨の場所を作るとこれまた気持ちがすーっと軽くなるのを実感。
ブルと私が落ち着いて向き合える場所を作る事が気持ちを前に向けるきっかけになりました。今は位牌周りのお世話をしていると落ち着きます。
葬いの意味ってすごいなぁと実感中。
それから、、。
ブルがいないと日常の雑務が結構すぐ終わる事にも気づきました。あれ?もう終わっちゃった?まぁ今までダラダラしてたからねぇ、、12年間(この家に引っ越してきてからもブルの年齢と同じく12年)、と思ったのですが、でもそれだけではなく、事あるごとにブルを探したり(バーチカルの向こうで日光浴してる)、ブルに話しかけたり、ブルを見つめたり、ブルを触ったり、ブルにおやつをあげて自分も一緒にコーヒーを飲む、みたいな積み重ねで結構ブルと過ごす時間が多かったんだと思います。今思えばですが。まだまだ足りないけれど。
だから飼い主が思う以上に向き合った時間は多いのかな。慰めになるかしらん
実はこの家に引っ越してきてその年のゴールデンウィークにブルちをお迎えしたので、この時期から私が全くのお一人様でこの家で過ごすのは初めてだという事に気づきました。娘が幼稚園に行っている間の数時間ですが。
そうかー、そうなのか。なんだかしょうもない事に気がついてしまった。
by wakka-w
| 2017-05-09 09:50
| 今日のブルち